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体型が崩れるのではない
「動く」を増やそう!
あなたの体は、決して「体型が崩れて」いるのではありません。それはいつも、今この瞬間までのあなたの人生によって作り上げられた、ちゃんとした形なのです。
動きの専門家ケイティ・ボーマンの言葉です。
決して「痩せている」だとか「太っている」だとかそういう話ではありません。
体の姿勢や動きのお話です。
この言葉を聞いたとき、私自身とても納得した部分が沢山ありました。
「一日中、横になっている」「普段から椅子に座りっぱなし」「一日何時間も立った状態で過ごす」など
その毎日毎日繰り返している、日常的な動作や姿勢に体が適応していくことにより、普段の日常動作を遂行しやすくしていきます。
つまり、俗にいう猫背などの「不良姿勢」は、座りっぱなし、立ちっぱなしなどに適応した姿勢や動作だということです。
「久々の休日、部屋の片づけをして過ごそう!」
重い家具を運んでいたり、四つ這いになって雑巾がけをしていると腰や肩に違和感が・・・
普段の日常にはない、イレギュラーな動作や姿勢を強いられることになるので、もちろん体はその動きに対して適応していません。
その不適応の中には筋の機能不全や関節の柔軟性の低下、体性感覚機能の低下などがあります。
運動(exercise)よりもまずは動く(move)から
人は「運動」と考えるとなかなか行動に移すことができません。
それは時間の制約であったり、モチベーションであったり・・そもそも「運動」になると趣味嗜好の要素も強くなるので、優先順位が低くなりがちです。
しかし「動く」ことは違います。
今この瞬間、立ち上がれば(もしくは座れば)「動いた」ことになるのです。腕立てや腹筋はそんなわけにはいきませんよね。
「動く」ことをまず心がけるだけでもいいのです。
「できるだけ立ち上がる頻度を増やす」「階段を使うようにする」「物を拾うとき深くしゃがむようにする」など・・
そうすることによって、その動作や姿勢に対し、体が少しずつ適応し、日常生活が快適に過ごせる第一歩となります。
もちろん、体の特定部位の痛みに対して、筋トレやピラティスなどのエクササイズ、ストレッチ、ウォーキングなども大事ですが
まずは日常生活から、関節の可動域をたくさん使うように「動く」ことを増やす意識してみましょう。
それが、不良姿勢や慢性的な痛みの改善に繋がるかもしれません。