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呼吸が変わると姿勢が変わる
― 横隔膜が導く「本来の呼吸」と姿勢改善 ―

はじめに
私たちは1日に約2万回も呼吸していますが、その多くは「浅い呼吸」。
この浅い呼吸が、実は姿勢の乱れや肩こり、腰痛の原因になることがあります。
正しい呼吸とは?
正しい呼吸とは、**横隔膜を中心に胸郭と腹部が連動して動く“胸腹連動型の呼吸”**です。
息を吸うときに肋骨が外へ広がり、お腹がふんわりと膨らむ。
吐くときに肋骨が内へ戻り、お腹が軽く引き締まる。
この連動がスムーズに行われている状態が、最も自然で機能的な呼吸です。
呼吸を改善することで得られる効果
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姿勢が安定する:横隔膜や腹横筋などのインナーマッスルが働き、体幹が安定します。
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肩こり・腰痛の改善:首や肩の過緊張が解消し、痛みの軽減につながります。
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パフォーマンス向上:動作がスムーズになり、運動効率が高まります。
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自律神経が整う:深い呼吸で副交感神経が優位になり、リラックス効果が得られます。
呼吸とインナーマッスルの関係
呼吸を担う横隔膜は、腹横筋・骨盤底筋・多裂筋と連動して働きます。
これらは「インナーユニット」と呼ばれ、体幹の安定と姿勢維持の要です。
横隔膜が正しく動くと腹圧が保たれ、自然と体幹トレーニングになっています。
肋骨・胸郭の柔軟性がカギ
デスクワークやスマホ姿勢で胸郭が硬くなると、呼吸が浅くなり姿勢も悪化します。
肋骨や胸郭の動きを整えることで、横隔膜がスムーズに働き、深い呼吸が可能になります。
当院のアプローチ
当院では、呼吸の質や肋骨の動きを分析し、
横隔膜や胸郭の柔軟性を高める施術・エクササイズを行っています。
呼吸が整うと、姿勢・痛み・動作が自然に改善していきます。
まとめ
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呼吸が浅いと姿勢は崩れる
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横隔膜中心の胸腹連動型呼吸が理想
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インナーマッスルが自然に働くことで体幹が安定
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呼吸改善は姿勢・痛み・自律神経に良い影響を与える
呼吸は“意識で変えられる姿勢の土台”です。
身体の内側から姿勢を整えたい方は、まずは呼吸から見直してみましょう。